TVシリーズ観てました。TVシリーズの方は「エヴァンゲリオン」の音楽を担当していた鷺巣詩郎さんのお父さんの会社、ピープロの作品。そして本作のプロデューサーは「エヴァンゲリオン」のプロデューサーだった大月俊倫さん。だからどうしたと言われれば別に意味はありませんが...。TVシリーズ観てない方が本作を観たら「時間の無駄」以外何物でも無いでしょう。間違いなく酷い作品です。が！TVシリーズを観ていた方なら時々妙に胸アツなシーンが点在している事に燃える。でも散発なのが残念。徹底していない。オリジナルへのリスペクトは感じるものの、脚本がコメディなのか往年のヒーローを現代に甦らせたかったのか、どっちつかずの中途半端さ。特撮も目を見張るシーンと酷い特撮シーンとの差があり過ぎるのも大きなマイナス。本作の変なノリに似ているのは庵野秀明監督作品「キューティーハニー」ですね。オマケとして個人的にはきくち英一さん(TVシリーズではコメディリリーフ役の刑事で出演されていました。僕の大好きなキャラクター)が特別出演しているのを発見した時には「アーッ！」と声が出てしまった。ここが最大の胸アツポイント。よくぞ、きくち英一さんを出演にお願いをしてくれた！そしてエンドロールではTVシリーズの名場面が流れる。大門豊こと山口暁さんの姿を見たらウルッときた。いっそ「シン 電人ザボーガー」として再復活させてみては？
