りょうた

怪談鬼火の沼のりょうたのレビュー・感想・評価

怪談鬼火の沼(1963年製作の映画)
3.5
賄賂を受け取って行っていた不正で恨みを買い命を狙われた坊主の宗伯を助けて刺客を返り討ちにした甥の敬助。それでも宗伯からは邪険にされ、金の無心も相手にされず仲間の三郎太と宗伯の妾だったお蓮と共に殺害を企てる。味噌汁に入れた毒は感づかれ、温室に閉じ込めて燻り殺そうとすると温室にいたのは侍女の八重で、途中で気付いたのに助けずにそのまま殺して裏の沼に捨ててしまう。更に探しに来た八重の兄まで手に掛ける。やがて八重と兄の霊が3人の前に現れ始める。
普通の怪談なら全員呪い殺されるとかで終わりそうだが、後半サスペンスっぽくなるのが変わってた。登場人物が私欲にまみれた悪人ばかりだったが、終わり方としては悪くなかったと思う。
当時活躍した漫才師の中田ダイマル・ラケットがコミカルなやりとりを見せるも、ない方が物語が締まった気はする。
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