このレビューはネタバレを含みます
『トランスフォーマー』シリーズ、第2作。
ディセプティコンの襲来と主人公サムの日常が平行して語られていく構成は、前作を踏襲。
続編という事で、オートボットが前作以上に登場したり、全体的にコメディー要素が増しているので、前半はわりと気楽に見る事が出来ました。
過剰なまでのサービス精神も相変わらずで、中盤までは素直におもてなしを楽しむ事が出来たのですが、無駄に冗長な部分も相変わらずで…。
前作もそうだったのですが、そろそろ終わるかと思ったら、1時間近くも残り時間があって、ギョっとしましたよ。
終盤は、サムが英雄的な働きをしたり、オートボット達の大暴れが描かれたりと、ほとんど前作と同じ展開が描かれるし、オートボットのアクションが早くて分かり難い事もあって、かなり眠気に襲われました。
全体的に前作をトレースした様な内容で、もっと目先を変えても良かったかもしれません。
例えば、主人公をサムではなく、オートボットにして、彼らの目から見た人間社会や彼らが引き起こす騒動を中心に据えても良かったんじゃないかな。
これだけオートボットが出てくるわりには、オプティマス・プライムとバンブルビーくらいしか見分けがつかないし、敵役が似た様なデザイン&キャラクターなのも、どうにかして欲しい部分。
ベイさん自身、本作を失敗だったと認めているみたいですが、果たして次作はどうなるのでしょうか…。