91年の作品であるにも関わらず現代にも通じる内容であり、今放映されても違和感なく視聴出来るのがこの映画の凄いところだ。
機械のアニメーションに加え背景や人物は魅力的で見ていて飽きることはまず無い。
また悪役の雰囲気が最高でこの時代の良さを感じる。
ただ、主人公と厚生省の人間の動きがさすがに善人過ぎると言うか行動原理に疑問符がついてしまったのが多少マイナスだ。
厚労省の人間と老人は実は親子で…みたいな形の方が話の膨らみもあったように思う。
全体的には80分の枠で気楽に見られるコメディ映画であるが社会問題も扱っているため評価は高めになった。