Cisaraghi

続・忍びの者のCisaraghiのネタバレレビュー・内容・結末

続・忍びの者(1963年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

フィクションだからって、ホラーでもないのに開始早々赤ちゃんが焼き殺されたりする映画はイヤだ。残虐に手足を切り落とされ、苦しみながら死ぬ信長を見て嬉しそうに「死ね…」と呟く雷蔵さんも好きじゃない。挙げ句、妻のマキまで殺され、自分は釜茹での刑に処されるってどんな苦行映画だよ。この先若尾文子、八千草薫が登場する話があるので観ているが、雷蔵さんの出番も見どころもそれほど多くないし、正直キツイっす。
 話はますます大河っぽくなり、誰もが知っている歴史の表布に、忍者の存在を絡めて虚実ない交ぜて織った裏布を縫い合わせたような話。戦国時代と言えば、信長・秀吉・家康中心の知識しかないが、前回に引き続き、それ以外にも様々な歴史があったことの一端が学べる。雑賀衆とか根来衆とか、紀州にそんな傭兵集団が存在したことを初めて知った。
 史料によると、石川五右衛門は一族諸とも、赤ん坊に至るまで処刑されたという。実際、残虐な時代だったのよなあ…。

ほぼアイメイクがなかった「忍びの者」に比べると、雷蔵さんの目に少しアイラインが入ってる。

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