Cisaraghiさんの映画レビュー・感想・評価

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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

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久しぶりに再見。21歳の金城クンはカワイかったけれど、依然としてこの映画の真打ちは、圧倒的にフェイ·ウォンとトニー·レオンだった。そして、「夢のカリフォルニア」と「夢中人」と「 What a Diff>>続きを読む

Returner リターナー(2002年製作の映画)

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めっちゃいい映画じゃない、これ?今までに観た平成以降の実写版邦画の中で一番好きかも、というくらいよかった(40本ほどしか観ていないけど)。この時、鈴木杏ちゃん14歳だったとは!ボーイソプラノの声とジャ>>続きを読む

ラベンダー(2000年製作の映画)

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『薫衣草』と書いてラベンダーだそうだ。ケリーチャンと金城クンの、全編広東語映画!金城クンがここまでフルに広東語を広東語らしく話している映画は初めてかも。

クールビューティー・ケリーチャンと、弟キャラ
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ムイト・プラゼール(2020年製作の映画)

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ムイトプラゼールmuito prazerは、直訳するととても嬉しいです、という意味らしいが、ポルトガル語で「はじめまして」に当たる言葉だそうだ。

親の都合でブラジルから来て、日本に住むことになった子
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

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ン十年ぶりで観て、よく出来た脚本!と大いに感心した。原作はバーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』だと知って納得。ヒギンズのミソジニーと傲慢さは論外だけれども、彼の暴言暴走をいちいち諌めたり叱ったりし>>続きを読む

ウィンター・ソング(2005年製作の映画)

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洋楽的メロディーに中国語を乗せて歌い踊る、珍しい華洋折衷ミュージカル。中国語以外は欧米風で、どことなくLaLaランドっぽいのは曲のせいor話のせい?香港映画なのにウィンター?と思ったら追憶の舞台は北京>>続きを読む

Sweet Rain 死神の精度(2007年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

お金のかかった大作や佳作ばかり観た後のこの映画なので、伊坂幸太郎作品に思い入れがない当方としては、映像のチープさが目についてツラ…。金城クンの関口知宏みたいな髪型もブッキーみたいなショートも、当時日本>>続きを読む

ウォーロード/男たちの誓い(2008年製作の映画)

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太平天国の乱で、14年間に第二次世界大戦の死者総数に近い7,000万人の死者を出したって、一体何?本当なのか?から始まって、太平天国の乱、聞いたことはあるけど何だったっけ?と思いつつ視聴。香港映画『ブ>>続きを読む

The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅡ(2015年製作の映画)

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後半、まさかの○イ○ニッ○展開。こんな話だとは知らなかった。実際にあったのですね、こんな事故が。

チャンツィイーの一途さと逞しさと機動力に感動!しかも、『初恋がきた道』の時と少しも変わらないように見
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The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ(2014年製作の映画)

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国民党側から見た大戦終結後の中国と台湾という歴史の切り取り方を興味深く見た。思いっきり『ひまわり』を意識したような哀切な音楽がバックグラウンドでずっと流れ続ける中、役者さんたちが、主役級は言うまでもな>>続きを読む

捜査官X(2011年製作の映画)

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このところ金城クンの出演作を漁っている訳だけど、ドニーさん、こんな映画に出てたんだ!しかも雲南省映画じゃん!という毛色の変わった作品で、自分的にはかなりの掘り出し物だった。しかもタンウェイ付き。ドニー>>続きを読む

レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(2009年製作の映画)

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途中までは文句なく面白い!Part1よりいいじゃん!と思って見ていたが、敵味方入り乱れての戦闘シーンになるとどっちがどっちだか、誰が誰だかわからなくなって混乱の極み。画面の中で何が起きているのかがよく>>続きを読む

レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)

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中国の古典について全く無知なため、この映画を観れば『三国志』について少しはわかるかも、という興味もあって視聴。後漢のあと、魏・蜀・呉の三国が鼎立する前、三世紀前半の話らしい。
 しかし、「金城クンの出
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君のいた永遠(とき)(1999年製作の映画)

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カンフーとウォン·カーウァイと香港ノワールとチャウシンチー辺りで私の香港映画のイメージは形成されているので、こんなに気温が低そうでテンションも低くて地味だと、全く香港映画らしくないと感じるのは単に偏見>>続きを読む

天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

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最盛期のウォン·カーウァイ作品の中で、まだ観てなかった一つ。当時はこれが最先端のオシャレ映画だったのだろう、という時代感をひしひしと感じる。ハードボイルド映画に欠かせない架空職業殺し屋って、まだ需要あ>>続きを読む

初恋(1997年製作の映画)

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ウォン·カーウァイプロデュース、カーウァイ組のスタッフと有名俳優を起用して撮った学生の卒業制作みたいな映画かなーと。監督兼主役のエリック·コットさんは、そんなに若くはないけど。 撮影と美術はカーウァイ>>続きを読む

不夜城 SLEEPLESS TOWN(1998年製作の映画)

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実際にはなかなか足を踏み入れられない、いかがわしい歌舞伎町の奥深くまでストリートビューで入り込んでいくような映像が魅力。中華系マフィアが新宿で派閥争いをしているのはどこまでリアルなのか?金城クン目当て>>続きを読む

ターンレフト ターンライト(2002年製作の映画)

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金城武強化月間。
徹底して対称的な構造に嵌め込んでいるような作りはやり過ぎにも感じるが、絵本原作と言われればわかる気がする。会えそうで会えない話は基本的に好きだし、金城クンとなれば甘くならざるを得ない
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ボーダレス ぼくの船の国境線/ゼロ地帯の子どもたち(2014年製作の映画)

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最後までどこの国の映画で、どこが舞台でどういう状況かわからないまま観終えて、後で情報を得た。そういうことか…。前半ほぼ全くセリフなし、後半も会話と言える会話なし。それでも緊張と緊迫感とでずっと目が離せ>>続きを読む

群山:鵞鳥を咏う(2018年製作の映画)

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全羅道群山が気になり、ムンソリとパクヘイルだしと何となく観始めて、特に引き込まれた訳ではないが、止めるきっかけも特になくダラダラと最後まで観てしまった。フザけたところのないホンサンスという印象。パクヘ>>続きを読む

恋するシェフの最強レシピ(2017年製作の映画)

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金城クンも眉間に深い皺を刻んだおじさんになるんだな…というのが第一印象。この時43歳くらいの金城クン。最近アジア系男子はツルツルして色の白い韓国系男子を見ることが多かったので、真っ黒で硬そうなヒゲに硬>>続きを読む

夏日春風(2020年製作の映画)

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並木が大きいからか、町中でも緑が濃い。大陸の都市は土地に余裕があって羨ましい。日本には、並木をあんなに大きく育てる空間的余裕はない。河南省新郷市が舞台だったと他の方のレビューで知った。省都である大都市>>続きを読む

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

安生役の女優さんは中国で飛ぶ鳥落とす勢いの国民的大女優らしいのだけど、どーもそれがピンと来ないのは、千秋ソックリに見えてしまうせい?そのせいか、そうじゃないのか、そこまで感情移入できずに終わってしまっ>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

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何と魅力的なクリスチャン·ベイル!見た目粗野なのに話す英語は美しくてギャップ。ケン·マイルズはバーミンガム出身だったらしいので、チャンベの英語にもバーミンガム訛りがあったのかもしれない。息子がノア·ジ>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

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2は観てたけど、1は観てなかったので今さら視聴…と思ってるけど、どこかで観たことあるのかもしれない。でも覚えてない。設定もキャラもわかっているので、なるほどー、こんな話だったのかーと確認のために観たよ>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

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なんか喰らいそうな映画だな…と思いながら観てしまってやっぱり喰らってしまった。

それとは別に、プライバシーの境界線は人によってかなり違うと思うのだけど、この映画に登場する人たちの境界線と私個人の境界
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ビューティフルデイズ(2018年製作の映画)

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朝鮮族・ウォンビンの奥様イナヨンの復帰作・韓国語映画という3点に興味を引かれて観てみた。

一段、また一段と沈んでいくような重い話だが、イナヨンさんの華やかさと、ジェンジェンのイケ面と、岸谷五朗似お父
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アメリカ交響楽(1945年製作の映画)

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ガーシュインの音楽が、ミュージカルの舞台の再現、映画的演出によるオーケストラ演奏、ライブの力強いピアノ弾き語り等々、様々なアーティストたちによる様々な様態、様々な趣向で、ふんだんに使われているのが贅沢>>続きを読む

モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

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モロッコの映画を観たのは多分初めて。ここはカサブランカだったらしい。同名の映画と、タジン鍋と、この前のワールドカップで健闘していたことくらいしか、モロッコについては知らない。イスラム圏にしては女性のフ>>続きを読む

パンと植木鉢(1996年製作の映画)

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イランの、どこからが映画でどこからが映画じゃないかわからないヤツ。人気のない町の通りが珍しかった。

ミュージック ~僕だけに聴こえる音~(2024年製作の映画)

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原題はポルトガル語の『Música』で、音楽映画といってもいいと思う。ブラジルからアメリカへの移民の話というのは多分初。ブラジルの女性が最も美しい、という説にかなり説得力があった。

主人公ルディは、
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スープとイデオロギー(2021年製作の映画)

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「私は母について、この島とこの国について何も知らなかった」
「実は心の中でなぜ兄たちを北に行かせたのかと母を責めていた、でも、4.3(済州島四・三事件)を知ったら母を責められなくて、困っている…」
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小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

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ビージーズのドキュメンタリーを観たので再見。 
今回は親目線も入り、この子たちの声を聴いてどうしてやればよいのだろう?と途方に暮れる気持ちになった。

ビージーズの歌は、映画のために作られたのかと思う
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まだ明日がある(2023年製作の映画)

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表現方法が全体に新しく自由に感じられて、さすがパオラさんだと思った。それにしても、イタリア男も戦後間もない時代はこんなにヒドかったのかというのが何とも…。
 このような映画が作られて大ヒットするという
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ヴォラーレ(2023年製作の映画)

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イタリアの有名女優である主演のブイさんが、監督も脚本も手掛けているので、女優の内幕ものとしても面白かった。こんな役やりたくないとゴネてみたり、娘の学費のためにやらなきゃだったり、ライバル女優に敵意剥き>>続きを読む

ソウルに帰る(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

興味のある題材なので観てみたが、特に掴みどころなく終わってしまった印象。映画を観ているこちらも、外見は典型的東アジア人、育ちはフランスというギャップに戸惑ったのかもしれない。