モロッコの映画を観たのは多分初めて。ここはカサブランカだったらしい。同名の映画と、タジン鍋と、この前のワールドカップで健闘していたことくらいしか、モロッコについては知らない。イスラム圏にしては女性のファッションにもある程度自由がありそうに見えた。でも、二人の女性の顔つきは厳しく、お世辞にも楽しそうに生きているとは言い難い。以前「世界街歩き」でフェズを見た時にも、人々の顔つきに対して似たような印象を持った。生きづらい社会なのだろうか…。独特の音楽にも強く訴えかけてくるものはあるが楽しくはなさそう。
街にも食卓にも景色にも緑はなかったけれど、スカーフの柄と、壁や家具などに控えめに使われているアラベスク紋様に文明の美を感じた。あと、始めて聞く名前のパンがどれも美味しそう!