ぉゅ

トゥルーライズのぉゅのレビュー・感想・評価

トゥルーライズ(1994年製作の映画)
3.9
2021年 鑑賞 21-208-10
フランス映画の「La Totale!」(91)のリメイク作品で、「ターミネーター」「ターミネーター2」のジェームズ・キャメロン監督・脚本のコメディスパイ作品。

ハリー・タスカー(アーノルド・シュワルツェネッガーさん)は、妻・娘と共にロサンゼルスで暮らすコンピュータ会社のセールスマン。だが、彼の本当の姿は、大統領直属の国家保安組織「オメガ・セクター」所属のスパイだった。彼は、中東で暗躍するテロリストの資金ルート解明という使命を帯び、そのカギを握っているとされる古美術商の女・ジュノ(ティア・カレルさん)に接近する。だが、彼女と行動を共にしていたテログループ “真紅のジハード” のリーダー、アジズ(アート・マリックさん)はハリーを不審に思い、手下とともに彼の命を狙うが、間一髪でハリーはこれを撃退するもアジズは逃がしてしまい...

ー シュワちゃん祭り 第2弾 ー
やっぱりシュワちゃん!アクション良し!池から出て来るシーンの上がり方良し!手際良し!女性の扱い良し!男性のセクシーさ良し!脱出時のド派手さ良し!

キャメロン監督 × シュワちゃん = ターミネーター感強し!だが、「T」の冷酷残虐さでも、「T2」の感情が芽生えた優しさでもない、スパイでも前にガンガン出るし、コメディも備えた感じがいい!
トイレでのアクションの緩急のつけ方(緩はあのおじいちゃん)や、ホテルでのバイクと馬の追いかけっこの有り得なさだが、カッコいい!

ハリーの妻ヘレン(ジェイミー・リー・カーティスさん)の浮気にしょんぼりハリー(大雨のシーン最高!)に、ヘレンの浮気相手のサイモン(ビル・パクストンさん)のなんちゃってスパイ感が、面白いが、一瞬「このシーン必要?」って思ってしまったことは、内緒ね。

ハリーの妻への想い、ヘレンの夫への想い。バカバカしいが、とても感動する!だが... えっ、ここで?

階段を落ちていく、発射中のサブマシンガン。二丁サブマシンガンのシュワちゃん、バズーカの爆発と海に飛び込むシュワちゃん、リムジン内での女性の争いと、ヘリコプターのシュワちゃんの行動、もう最高!でも、ピンチは続き...

アジズの最凶な性格なのに、どこか抜けてる感。まさしくハリーの遺伝子を感じる、あの人の勇敢さ。そして、高層ビル&超高処のクレーン&ヘリコプター&戦闘機が巻き起こす、超アルティメットウルトラスーパード派手なシーンは、目が離せない!

ジェームズ・キャメロン監督作品だとより思ったのが、細部までのこだわりの詰まった世界感と、多額の製作費をつぎ込んだであろう作品のド派手さ。ただのコメディアクションスパイ作品では、終わらない感じが良かった!

余談:深夜の地上波吹替OAで、玄田哲章さん vs 若本規夫さんが聞けて、堪らん至福の作品となった!
ぉゅ

ぉゅ