げんきげんきばいばい

プールのげんきげんきばいばいのレビュー・感想・評価

プール(2009年製作の映画)
4.0
最初に涅槃仏をまつったお寺に行って最後のお坊さんの行列と、もたいまさこの寝そべるシーンで、命の終わりが訪れることの尊さをしんみりと感じさせる。タイの死生観と、自然と生きる感覚が映画に反映されてる。
ご飯が美味しそう。
鍋を食べているときの親子の会話で、家族同士でも価値観がズレていて、最後までその差は埋まらないけど何となくそれが解決しないまま終わるのが良かった。
雰囲気「だけ」を楽しむ映画だなんて言われてるけど、「映画的」じゃなく、「物語的」でもないのがこの映画の持ち味じゃないかな