あいす

サマーウォーズのあいすのネタバレレビュー・内容・結末

サマーウォーズ(2009年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

今の時代に合った感慨深さ。

初見は映画館でした。
スマホがこれだけ普及した今でも古さは感じないのに懐かしさは感じる。
導入のOZの紹介を、登録したてのユーザーに向けてのチュートリアル的な説明とした流れが分かりやすくてとても好きだし、上手いと思います。
バーチャル空間へのワクワクが盛り上がる!

最初の混乱まで親族がゾロゾロ集まってくるのは楽しくて、自分も幼き日のお盆を思い出します!なんか知ってる人とかよく分からん人とか、気づいたら増えてた年下の子が一堂に会してご飯食べてたなぁ……。
今ではすっかり顔を合わせなくなりましたが(^-^;
そんな懐かしさと近未来な世界観の行き来はテンポが良くて、没入するのに時間はかかりませんでした。

そしてOZの混乱の演出もわかりやすくて、(パズルのように動きまくる青看板とか)緊迫した雰囲気のなかにギャグも散りばめられて、ついでに未登場のキャラ紹介まで済ませるという手腕。
30分程度で最初の混乱が起きるので退屈せずに進んでいきます。

そして栄おばあちゃんの人柄や生き様までもわかる活躍シーン、今現在のコロナで世界中が大変な状況と重ねしまって、栄ばあちゃんの元気づけてくれる言葉が何とも染みてしまって、大泣きしてしまいました。
ここでのBGMも大好きです。栄ばあちゃんがもし本当にいてくれたら、こんな風に皆を助けてくれたら、少しはもっとマシになってたんだろうかなんて考えてしまいました。

侘助がおばあちゃんの死を知るシーンで泣き、KOIKOIで泣き、翔太兄が健二くんに激励飛ばすあの瞬間でも泣く……どんだけ泣いとんじゃ私……。

侘助も、本当に不器用というかひねくれてるというか、境遇的には仕方ない部分はあるにせよ、1番大好きだった栄ばあちゃんは少なくとも侘助の事を家族にできるのを喜んでいたみたいです、遺書にも唯一彼の事を書き残すくらいには気にかけていたので、安心してまっすぐ育てば良かったのになぁなんて思ったりもしますね。
他の家族がいい顔してくれてなかったので難しいのは分かりますが。

感想は色々あれど、クソデカ感情すぎてこれ以上言語にまとめられません。
とにかく、キャラ一人一人すごく好きですし、ラブマシーンも悪意じゃなくて「好奇心」という悪気のなさで、きっと此方が歯向かうと「じゃあこうしたらどうするの?」って好奇心で邪魔したりしてきたんだろうなと勝手に解釈してます。

DVDも買い、サウンドトラックCDも買うほど好きだった映画。
金ローで中途半端に見たので久しぶりにフルで集中して観たら、やっぱりすごく好きな映画でした。

キングカズマが負けた時に「カズマたんの指ぺろぺろ」とか言ってた奴……ww
あいす

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