Kiki

100歳の少年と12通の手紙のKikiのレビュー・感想・評価

100歳の少年と12通の手紙(2009年製作の映画)
3.7
『人生を味わうにはセンスがいります』

沁みる台詞の数々…
原作者エリック=エマニュエル・シュミットが
自ら脚本と監督を務めた作品
だから、ここぞ!という台詞がローズを通して活きてくる(粋に)

白血病で余命わずかなオスカー少年10歳
大人の腫れものを触るような対応に不満を持ち
反抗的な態度をとっていたが……
ピザ配達に来たローズの歯に衣着せぬ言葉に感化されて、残された12日間の時間を1日で10年を生きるとし…幼いながらに人生を歩み神と向かい合う物語

死に順番なんてない!
今日、明日、どんな奇跡が起こるかもしれない!
ドクターもナースも仕事を全うすることに愛が描かれていて刺さった!何かを抱えているローズが良かった!

違和感にも受け取れるファンタジックなレスリング映像によって軽やかに受け取れるシーンが、結構多く…音楽がお茶目♪なんですよ〜
(ちょっとやり過ぎちゃう⁈)


子どもって、親以外のいろんな人に触れ合うことで成長することもよくわかります
親の「想い」子の「想い」
一方通行になることがあったとしても
「想い」があるから寄り添いたいし、受け取りたい!


「50/50」のように後味がさっぱりしていた!

とにかくオスカー少年の笑顔が可愛い☆
(エクステ300本級!のまつげ)


神さまへの12通の手紙に心がウルウル……
Kiki

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