ミリオンダラー・ベイビーのTakujiのレビュー・感想・評価

イーストウッド作品は心に重く響く作品が多い。その代表作。
ボクシングを通じ、お互いの複雑な家族関係を補い合って父娘のような関係になっていく。それは彼女にニックネームを与えたときからだと思う。それだけにラストがあまりにも重く切ない。こんな決断を迫られたら心がズタボロになってしまう…。
モーガン・フリーマンの語りが更に作品に重厚さを与えている。
上質なレモンパイを食べながらいつまでも余韻に浸りたい。