クリント・イーストウッド監督・主演作品。
モーガン・フリーマンも期待通り良い味出してました。
老カットマンのフランキー(クリント・イーストウッド)は、スクラップ(モーガン・フリーマン)とともに小さいジムを経営していました。
女性で、かつ30歳過ぎでボクシングを始めたマギー(ヒラリー・スワンク)は、フランキーに相手にされません。
有望選手に去られて、フランキーはしぶしぶマギーをコーチするようになります。
すると、次第にマギーは才能を開花させていきます。
試合に勝ち続け、ついにタイトルマッチ戦を迎えますが…
女子ボクサーの栄光と挫折の物語は、一見ウェルメイドのようにもみえます。
しかしながら、生きる意味こそを問いかけてくる作品ということに気づきます。
マギーは31歳まで何をやっていたのか。
なぜボクシングというスポーツを選択し、始めたのか。
フランキーのコーチに執着したのか。
ボクシングにそれほど人生を賭けられたのか。
映画では直接は語られませんが、親や兄弟がマギーに示す態度から、推し量られるものもあります。
フランキーとマギーの最後の決断に深く共感する方も多いのではないでしょうか。