RIO

死刑台のメロディのRIOのレビュー・感想・評価

死刑台のメロディ(1971年製作の映画)
4.0
1920年 マサチューセッツ州
現金輸送車が襲撃される強盗殺人事件の
容疑者ニコラ・サッコとバロトロメオ・ヴァンゼッティ
イタリア移民でアナーキスト

アメリカ警察は銃の不法所持のイタリア人を逮捕
あっという間に
強盗犯人に仕立て上げられる

明らかにおかしな証言や証拠
無罪を主張する訴えは届かない
憎しみに近いような検察官の
あからさまな差別的で批判的な発言

アメリカで起った冤罪事件
人種差別や社会主義思想への弾圧
人間が人間を搾取するその犯罪の為に
自分はここに立っている
サッコとヴァンゼッティの言葉に抉られる
2人の有罪判決に世界中で大きな波を生む

音楽はエンニオ・モリコーネだけどあまり
車の中くらいだけしか残ってない
そのぐらいの全く息の抜けない超力作
ジュリアーノ・モンタルド監督
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