時代と家族に見放された滅びゆく男の物語であるところはホエールに通じるが、思ってたより作家性が薄く、良質なエンタテインメント作品で、大人の恋の物語でもある。ストリッパー役のマリサトメイとの大人の恋が切なくすれ違う。
今作で現役復帰したミッキーロークが脅威の肉体改造で本物レスラーの中にあって艶っぽくムキムキで作品をドライブする。
迷いのない80年代ハードロックは陰影深いグランジの洗礼を浴び陳腐化するのだが、観終わって忘れられた音楽達に耳を傾ける。モトリー・クルー、ガンズ・アンド・ローゼス、デフレパート。楽しいなー