ちゃくろねこ

レスラーのちゃくろねこのレビュー・感想・評価

レスラー(2008年製作の映画)
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落ちぶれた中年の人気プロレスラーが、自分の居場所に居続けるために、ガタガタの体に鞭打ってリングに立ち続けます。
ミッキー・ローク演じる主人公の性格のせいか、テーマのわりには重い空気にならず、ストーリーもシンプルなので見やすいです。
ただこの主人公、確かにストリッパーの彼女からは一線引かれ、娘からは完全拒絶されてるんだけど、プロレスラー仲間からは信頼・尊敬され、今でもサイン求めにくる根強いファンもいて、その辺の中年よりずっと人間関係的にはリア充に見えるんだが…。あからさまに見下してくるのはバイト先の上司くらいで。「ラム」という外面がチヤホヤされてるだけかもしれんが、まあ世間なんてそんなもんだろう。
だから、女たちに愛されないからってヤケ起こしたり命縮める行為に走ったりするなよ、と思うけどな。女に拒絶されたら世界の終わり、みたいな価値観から脱却したほうがいい。男性も仲間との友情を糧に楽しく生きるすべを身に付けたほうが楽になるよ〜(映画の主旨とはズレた感想だと分かってます…笑)
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