のんchan

いちご白書ののんchanのレビュー・感想・評価

いちご白書(1970年製作の映画)
4.1
🎵いつか君と行った映画がまた来る🎵

このワンフレーズで分かる人はどれくらいいるかなぁ?
名曲「『いちご白書』をもう一度」(1975)
フォークグループのバンバンのオリコン1位を獲得した楽曲だけど、今でもカラオケ🎤で歌います🎵
バンバンのばんばひろふみが、当時21歳の荒井由実(松任谷由実)に懇願して作ってもらった経緯のある楽曲。ユーミンは学生運動を題材にした歌を書きたいと思っていた時に合致したのだった。

10代でユーミンを聴きまくった私はその時からこの曲の元の映画を観たいと何十年も思っていたのが叶いました🤗

こんな前置きが長過ぎて映画はど〜でも良くなりそうですが💦


映画は19歳のコロンビア大学生が書いた1960年代の学生運動の体験記が原作のフィクションドラマ。

当時は日本でも『イージー・ライダー』『俺たちに明日はない』と並ぶアメリカンニューシネマの人気作品だったそうです。

先ずタイトルの『The Strawberry Statement』の可愛らしさの由来は、当時のコロンビア大学の学部長が言った言葉からだった。学生たちのやってることなんか「俺たちは赤い苺🍓が好きだよ」みたいな他愛無く重要性を持たない。というところから来ていた。


《あらすじ》
ウエスタン大学の学生でボート部所属のサイモン(ブルース・ディヴィソン)は、特に目的も持たず金もなく彼女もいなく退屈な日々を過ごす学生だった。大学では貧しい子供達の遊び場に陸海空軍の将校を養成する教育課程の新校舎建設が始まったのを反対し、一部の学生が学長室を乗っ取り籠城していた。そこにはチェ・ゲバラのポスターを掲げている。
ある日、サイモンは面白半分にその仲間に紛れ込むと食糧調達係にされた。そこでリンダに出会い、デモや演説会に参加するうちに2人の関係を深めて行くのだった。
保守派の仲間と喧嘩、街では黒人グループから喧嘩を売られカメラを壊され、そのうち大学側は警官と州兵を動員し実力行使する。

抵抗運動を妨げられ、喪失感と若気の至り、ヒリヒリする感傷的な名残りだけ...


とにかく自由を愛する学生たち
大瓶のジュースをみんなで回し飲み
タバコ🚬スッパスパ
男女入り乱れての雑魚寝
平気で脱ぐ女
コピー室の陰でのエッチ
不慣れなキス

日本でも起きた学生運動、さすがにテレビで見て知る世界だが、時代の申し子と言わんばかりの作品だった。
だからこそ大切に時代の彫刻として観続けて行きたい作品に思えた。



Buffy Sainte-Marie『The circle game』

https://youtu.be/ybyAgZtWLh8?si=-xB91dqShDtZPi7T
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