1978年、ウディ・アレン脚本・監督作。
ウディ・アレンが敬愛するイングマール・ベルイマン風作品という事で、いつものコミカルさも、いい感じの音楽も無しのシリアス・ドラマ。
ロングアイランドの高級住宅に暮らす父母・三姉妹の家族の物語。
インテリア・デザイナーの母イヴ（ジェラルディン・ペイジ）はその神経質なほどの美意識・完璧主義で家族を統制してきた。
家族の前で、父アーサー（E・G・マーシャル）はそんな母と一時的な別居を宣言。
三姉妹は三者三様。
長女レナータ（ダイアン・キートン）は詩人だが、夫フレデリックとの不協和音もあり悩ましい日々。
次女ジョーイ（メアリー・ベス・ハート）は芸術家になりたいが姉のような才能がないとコンプレックスを抱え夫のマイクは母から嫌われている。
三女フリン（クリスティン・グリフィス）はテレビドラマの女優で天真爛漫。
父が、バツ2の未亡人で、明らかに家族とは異質のエネルギッシュなキャラのパール（モーリン・ステイプルトン）と再婚する事になり、家族の関係は...
印象的なのがベージュの世界（インテリアやファッション）。
母により静かに統制された家族観を表現したのでしょうか。
