たかなべ

ゾンビランドのたかなべのレビュー・感想・評価

ゾンビランド(2009年製作の映画)
3.9
明るく楽しいゾンビ映画。

ゾンビ映画っていっぱいあるけど、ゾンビ映画の利点ってあるなぁって思えた。

・なんでそういう世界になったのか説明がいらない。
・現実にある場所を廃墟っぽく散らかすとそのまま舞台になる。
・散らかさなくてもゾンビがいるだけでどこでも舞台として成立する。
・ゾンビと自分との間に関係性や襲ってくる理由がいらない。
・ゾンビは一体から集団まで自由に出現させられ、終わりがない。
・いつでも自分や仲間がゾンビ側に転ぶ緊張感が続く。
・ゾンビを相手にいくらでも暴力的になっても良い。
・特殊メイクがしょぼくても「ゾンビはそういうもん」と解釈してもらえる。
・映画の終わりに元の世界に戻らなくていい(解決しなくて良い)。
・続編がいくらでも作れる。

この映画の場合は、ゾンビ映画というより青春映画のゾンビ味みたいな感じで、オタクとマッチョと美女詐欺姉妹が車で旅をする。ゾンビという世界観がなければ一緒にいることがおかしい組み合わせなんだけど、危機的な世界だからそういうことが起きてもいいじゃん?と思える。

マッチョがひたすらいい奴だった上に、死んだりしないのがすごく良かった。
たかなべ

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