「インセプション」「TENET」が苦手な方だったので、「オッペンハイマー」は割とすんなり見ることができた。3時間はさすがに長いし、最後の1時間は割と蛇足でそれこそ15分ぐらいは詰めてほしい感じもあったけど、観て退屈したり、損したってことはなかった。
白黒とカラーのシーンが交互に編集されて、最初は白黒が現在で、カラーが過去かなと思ったけどそうじゃないみたい。主観になっている人が異なるという解釈をSNSで聞いたけど、あんまりよくわかんないな。
他のノーラン作品と異なり、映画らしいビジュアルショックはなく、ほとんど会話のみで進行するので、テレビで観たら退屈だろうなと思う。不穏な音響は今作も健在で、その音の迫力を味わうためにも劇場で観るのがいいと思う。
キャストがすごい豪華＆登場人物が多い。ざっと気づいただけでも、アイアンマンやら、フレディ・マーキュリーやら、ジェイソン・ボーンやら、レオンのやばい刑事やら、メリークリスマス・ミスターローレンスやら。それを目で追いかけるだけでも忙しい3時間だった。大河ドラマの、総集編を観てるような感じと言えば伝わるかな？
