Momo

抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-のMomoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ほんっっっとにハラハラドキドキ

音楽が全然ないから、最後に音楽がブワッと流れてきた時のインパクトがかなり大きい

「燃ゆる女の肖像」でヘロイーズが全然外部の音楽を聞いたことがなかった描写のように、ずっと自然の音や風の音、足音しか聞いていないと聴覚がかなり敏感になっている
そこにやってくる突然の音楽よ
断食後の久しぶりのご飯みたいにびっくりする

角で守衛を倒すシーンだったかな、
Tenetの冒頭の拷問シーンを思い出した
電車の音で拷問が一切見えず聞こえず、だからこそ想像力が働いてしまって余計ドキドキする

もうあまりにドキドキしすぎて、映画の残り時間を確認しながら見てしまった最後の30分
「あと5分だから流石にここで見つかって、とかないよね?!?」
「うわー壁は越えたけどここで悲劇のフランス映画、後ろからバーンって撃たれたりする?!?」とか頭の中がうるさくてかなわなかったぜ

監督のロベールブレッソンも第二次世界大戦の間に捕まったことがあるらしい


演出がミニマルにされているせいか、みんなの感想も短めで冴え渡っているすごい
Momo

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