禁欲的とは、と思いながら見ていたが確かにこれは禁欲的だ!全く無駄がないしある種退屈とも言えるくらいの現実と映画よりも出来すぎなんじゃないかという演出が「現実の回想記」という違わない一本の線で繋がって…
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【ロベール・ブレッソン】
英トータル・フィルム誌「史上最も偉大な映画監督トップ100」62位
【ロベール・ブレッソン】
英国映画協会「The 100 Greatest Films of Al…
"神よ、彼に成功を"
「脱獄」をテーマにしたロベール・ブレッソン監督作品。実話に基づく本作は、フランスでのレジスタンス運動を背景に、ナチス占領下のリヨンで捕えられたフランス人、フォンテーヌ中尉…
このレビューはネタバレを含みます
どう考えても好みの作風なのにどうしても入り込めないブレッソン監督。バルタザール、田舎司祭に続いて三作目、やっと面白いと思えた…と言ってもブレッソンだから良かった、というよりもサスペンスとして面白かっ…
>>続きを読む実話ベース
ドイツ占領下フランスのリヨン
モノローグによる説明と地道に進める脱獄の準備で丁寧な作りになっている
身の回りの物を脱獄の道具に作り変えたり
捕まった時の服装のまま収監されているのも
刑…
01.30.2021
06.26.2024
Mark 2000直前でいくつか再鑑賞をしておこうという試みなのだが、本作が相変わらずの傑作だった。ブレッソンというゴリゴリ玄人映画も脱獄をソリッドに無…
僕が一番好きな脱獄映画はベッケルの「穴」なのだが、本作は脱獄に関してそれとは真逆のアプローチをとっていながら、同じくらいすごい映画だった。
「穴」では強い男達の間で芽生える信頼、つながり、彼らの屈強…