以前に観た「田舎司祭の日記」がとても良かったので、ロベール・ブレッソン監督の作品をもっとしっかりと観ようと思っていました。
最初のシーンからスリリングでしたが、モノクロの陰影と音で上手く独房の閉鎖感…
画面や音をここまで切り詰めてもこんなに面白いとは……、凄いよロベール·ブレッソン。画面の狭さがちょうど監獄の中みたいに作用してる感じ。ナレーションも本作のはとても良い、ベッドシーツを裂いて作った縄を…
>>続きを読むドイツ占領軍によって脱獄が不可能とされた刑務所から脱獄をしようとする男のお話。緊張で恐怖がずっと止まらん。アクション的なシーンはなく、「音」によって我々の聴覚を敏感にされていく。鍵の音、足音などセリ…
>>続きを読む「これは真実だ」と断言した上で始まる、一人の男の脱獄する過程を描いた、実話に基づく作品。
手記を原作にした真実(?)だからか、映画で一人称を感じたのは初めてだった。執拗なまでに間近で眺めさせられる…