画面や音をここまで切り詰めてもこんなに面白いとは……、凄いよロベール·ブレッソン。画面の狭さがちょうど監獄の中みたいに作用してる感じ。ナレーションも本作のはとても良い、ベッドシーツを裂いて作った縄を…
>>続きを読むドイツ占領軍によって脱獄が不可能とされた刑務所から脱獄をしようとする男のお話。緊張で恐怖がずっと止まらん。アクション的なシーンはなく、「音」によって我々の聴覚を敏感にされていく。鍵の音、足音などセリ…
>>続きを読む「これは真実だ」と断言した上で始まる、一人の男の脱獄する過程を描いた、実話に基づく作品。
手記を原作にした真実(?)だからか、映画で一人称を感じたのは初めてだった。執拗なまでに間近で眺めさせられる…
マイナスの美学、禁欲的、かっちょいい〜!!と思うと同時に退屈
映画が作り出す虚構は、溢れた虚構だらこそいいってもんじゃん。と思ってしまったなぁ
拡大と縮小を丁寧に結びつけることが映画の醍醐味だと…
10何年振りに所有していたDVDにて鑑賞。
眼差しが示す意思の吹かせる風が、珍しい煙の特殊効果で目眩しする。
張り詰めた顔面と手元のモンタージュに、画面の外を示す音響がもたらすサスペンスと…
てのひらを上に向け後部座席から止まる隙に扉の取手を押し下げる。前触れのない乾いた銃声。殴られた血が付いたままの服。石を小突いて合図して紙片を渡す。壁を上下に撫でる。並んで歩いて排泄物を捨てて顔を洗う…
>>続きを読む1943年にドイツ占領軍によってモンリュック刑務所に収監され、その後脱走したフランスレジスタンスのメンバー、アンドレ・ドゥヴィニーの回顧録に基づいている。カイエデュシネマ1956年1位。カンヌでのイ…
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