Diamante

ジャッキー・ブラウンのDiamanteのレビュー・感想・評価

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)
3.4
当時の監督作品として、群像劇とも言える散らばりをラストに向けて上手く纏めていく様な手法からは逸脱し、派手な血飛沫や長いワンカットの会話も無いので監督色が薄い印象ではありました。

最近になって改めて鑑賞するとレザボアドッグスの頃から名前を上げているパムグリアを主演にしており、まして後に鑑賞したフォクシーブラウンの影響がかなり色濃く反映されていたりと、監督のやりたい事を好きにやっている感じがもろに見え、そう言った意味では当時監督の好きであったであろうクライムの踏襲と哀愁感さえ感じる事ができる作品でした。
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