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ミッションのn43takenokoのレビュー・感想・評価

ミッション(1986年製作の映画)
3.8
20180816.BS録画分。
南米の舞台の土地に実際に信仰が根強くまで150年、部族の抵抗も数年していたらしいけど、人間の支配欲が招く残酷さが、とんでもないスケールの自然の中でドライに描かれている。オープニングからイグアスの滝...圧巻!(まずこの表の画からして...)
国家、植民地、宗教、当時のスペイン・ポルトガルの歴史などなど、掘り下げれば幾らでも調べていられそう。

モリコーネの音楽もよい。部族とのファーストコンタクトでオーボエの音楽で打ち解けて、最後も戦火の中でも聖歌で心を落ち着けて平静に立ち向かっていく。現地を意識してるテイストで戦闘シーンが不思議と重くない。音楽の使い方が絶妙。

主人公が吹くオーボエの曲、どっかで聞いたことがあると思ったら、フィギュアスケートで使われてたり、歌詞を付けたのをケルティックウーマンやイルディーボが歌ってたり。歌詞はイタリア語で、ジョンレノンのイマジンみたいな感じ。
只今iTunesプレイリストにて「ガブリエルのオーボエ」「Nella Fantasia」聴き比べ選手権開催中。

32年前の作品だから当たり前だけど、リーアムニーソンのヒョロっとした若造感に驚き。デニーロもエイダンクインも若い!
部族の村で人がワイワイやってると、陸海空のナスDの姿が居そうで気が散ってしょうがない!
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