このレビューはネタバレを含みます
ゾンビ映画定本にして殿堂。というわりにゾンビ映画ほとんど知りませんが。しかしゾンビにパイ投げしまくるみたいな展開があるとは思わなかった……!
想像以上にコメディ色が強く、それによってより怖さが引き立つバランス感覚が秀逸。
ショッピングモールでの立てこもり作戦、車でゾンビ轢きまくり、銃火器店での武器調達、人間同士の戦闘。お決まりの流れだけどすげー面白い。
車のフロントガラスに轢き散らかしたゾンビの血がついて、ワイパーで拭われるみたいな、一瞬でもそういう細やかな描写があるのが素晴らしい。
それにアイアムアヒーローとかで見たぞ!(素人)みたいな感想が続々出てきて楽しい。
個人的には冒頭シーンが『カメラを止めるな!』を彷彿とさせてテンション上がった。テレビの生放送中、なんとしてでも真実を伝えたい現場の人 VS 放送事故になるくらいなら放送落としたい偉い人 の構図とかまさに……。「放送を止めるな!」みたいなセリフまであるのは偶然だろうか。
特に怖かったのは子供ゾンビです。倫理との戦いがある。
米国劇場公開版にて鑑賞。