とり

ローズ・イン・タイドランドのとりのレビュー・感想・評価

2.3
劇場公開時にめちゃくちゃ観たかったけど単館上映でタイミングが合わず諦めたギリアム映画。
ブラザーズ・グリムが微妙だったのもあって、お口直しになるかな・・・とか思ってたんですけど。こりゃあかんわ。
途中までは「うわー、ひどい親やー」とか「ジョデルちゃんかわいいなー」ってまぁそこそこ楽しんでたんですが、いわゆる”ウサギの穴に落ちた”あたりから、どうも冷めてしまいました。
もっと精神的な何か、マイナスっぽいというかダークな印象を期待してたのに、ロリ趣味満開の映像化で寒い気分だけ突出してしまった。
イカレ系との単なるからみだけならそうでもなかったかもしれないけど、性的な表現匂わせすぎ。
ふつうに気持ち悪いし。
青空とか金色に輝く大地とかぶきみな形の木とかはとてもよかった。
あと穴に落ちる時の映像表現。「不思議の国のアリス」っぽさ炸裂。
リスも邪悪っぽくかつ可愛かった。
ある人物の頭が蹴りつぶされる瞬間思わず笑ってしまった。
こういう味付けがもっとあると気に入ったかも。
とにもかくにもヒロインのジョデルがいてこその映画なのは間違いない。
「ことぶき」ハッピを着たジェフ・ブリッジスの無言の演技もなかなかでした。
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