もりもり

ローズ・イン・タイドランドのもりもりのレビュー・感想・評価

3.0
幼き少女ジェライザ・ローズ(ジョデル・フェルランド)は元ロックスターのパパとママの3人で暮らしており、パパとママは2人ともヤク中であった。

ある日、ママの急死後に大草原地帯に建つおばあちゃんの家へとローズとパパは向かうのであった。

しかし辿り着いた家はボロボロで誰も住んでいない中、パパはクスリでバケーションに出てしまった。

残された無邪気で好奇心の強いローズの想像力豊かな世界での日々が始まり、やがて黒ずくめの怪しい女、デルとその弟であるデイケンズと出会うのであった・・・

【感想】
冒頭から不思議な世界観を生きるローズの摩訶不思議な物語がずっと続き、どういう結末を迎えるのかと思ってましたが最後までずっと不思議な感じで終わってしまいある意味で予想を裏切られ気持ち良かった🥴

むしろ変にごちゃごちゃせず最初から最後まで不思議な感じのままの一本筋で終わってくれた事が逆に良かったのかもですね。

見終わった後はイカれた不思議少女だな〜と思ったが、よくよく考えるとヤク中でぶっ飛んだ両親にまともな教育をされずに育てられるとこういった少女になるのは普通の事なのかもと思った。

もともと人は何も知らず育てられると親が死んでも悲しいという感情を持たないのかもと変に考えさせられた🤔

そうやって考えると親が死んでもケロっとしているとこ以外では無邪気で好奇心が強く、想像力豊かな普通の少女だったと思える🧐

ラストはこの後のローズの物語が気になる感じで終わってしまったが、その後のローズの物語を2という形で出して欲しいものだ✨

主役ジェライザ・ローズを演じたジョデル・フェルランドの可愛らしさや存在感、演技とまさに作品の主役だったのは素晴らしかった👏
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