BK477

ランボー/怒りの脱出のBK477のレビュー・感想・評価

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)
4.5
この世の映画ファンは、ランボー1作目を良しとし2・3作目を否とする派と、123全部好き派、この2つに大きく分類されると思います。

前者の人は007シリーズや、ゴジラシリーズに何を思うのでしょう。

映画というのは、往々にして、時代の潮流というものに左右されます。

007がトンデモアクションから始まり、最後は超硬派な作品に移りゆくように、ゴジラが悪役だったのが正義の味方となりまた悪役になったように、時代の潮流によって、映画というのは変わるものです。

1作目を良しとし2・3作目を否とする方々は往々にして「1作目はこういうところが良かったのに・・・」と言います。それは解ります。

しかし作品のテーマ・やりたいことがなんなのか、これもまた重要です。
私たち視聴者は、その作品の主旨に対して、感想をFBするのが適当でしょう。

たとえば恋愛ドラマに対して「アクションが足りない!」なんていうのはこれ”おかどちがい”ですよね。 恋愛ドラマの主旨は恋愛。

そう、ランボー2の主旨は、アクション!!
スタローンの肉体美、唸るマシンガン、大爆発!そういったスペクタクルが”売り”なわけですから、私はそこを評価したい。
爽快な娯楽活劇としては、何度見ても飽きない、素晴らしい作品です。

ジョン・ランボーという人間の性(さが)への自問・葛藤や、
戦争の負の遺産など、テーマ性は成りを潜めていますが、
まあそれは「1」で十分描いたのでいいのかなと、私は思います。
(そして、4・5でも)
ランボー1は1で大好きだし、2は2で大好きです。
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