ボンドレイク

ドミノのボンドレイクのレビュー・感想・評価

ドミノ(2005年製作の映画)
5.0
 凄いカッコイイけど、なんだかとってもハチャメチャな映画 笑笑
 そして観た人全員、キーラ・ナイトレイに べた惚れする案件。

 ストーリーは長くて複雑、特に中盤。映像は一見してゴチャゴチャしまくり。
 でも、そういうとこが大好きっっ。むしろその暴走感が面白い。
 DVDの特典で監督が「この映画は私のロックンロール魂を呼び起こして作った」と語ってたけど、まさにそんな感じ笑笑

 実在した賞金稼ぎの反骨精神満載な生き方と、クレイジーかつ心に焼き付く出来事の数々。
 そんなテーマをロックンローラー、トニー・スコット監督がメチャクチャに表現してくれたおかげで、普通じゃないような オモロイ映画が出来上がっとるっっ笑

 正直、監督たちが遊びまくった映像が 今作の最大の特徴であって本質。

 アメリカ(イギリス?)のウォン・カーウァイよ もう 笑 
 あちらは凄いオシャレに使うんだけど、こちらはなんだか良い意味で汚い、と言うか泥臭くてカッコイイと言うか笑 題材のせいもあるんだろうけど笑
 でもどちらにも共通してるのはその映像表現が 感情表現、心象描写になってるってとこ。
 後もう一つ、こちらのほうは編集も凄くスピード感やカッコつけ(?笑)があって観てて楽しい。
 それらを総じて言うと、まるでミュージックビデオみたいにド派手な映像って感じで凄い好き。
 
 確かに、「マイ・ボディガード」観た時は目がチカチカしてあまり好きじゃないなってなったけど、ウォン・カーウァイを知っちゃうと良く見えてきちゃった不思議 笑

 加えて、映画の終盤も最高だった。どんどん加速していって心が揺れた。
 今までグチャグチャな物語にしか見えなかったのが、一気にまとめ上げられて、シンプルな物語として完結した感じ。
 いわゆる種明かし系とかとは全然違くて、最終的な落とし所、まとめ が とても綺麗にみえた。泣けた。

 正直、リチャード・ケリーねぇ。「ドニー・ダーコ」は大好き、愛してる作品だけど、リチャード・ケリーには監督じゃなくて脚本家のほうが向いてるんじゃない?って思いました笑笑
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