USO

北京ヴァイオリンのUSOのレビュー・感想・評価

北京ヴァイオリン(2002年製作の映画)
4.3
バイオリンでの成功が、息子自身の幸せを支える唯一のものであると信じて疑わない父親。
私利私欲は一切なし!息子のためだけに全身全霊をかけて突き進む姿に、中国という国の地域間格差の一面を見た感じ。

でも。

結局少年がバイオリンを弾く理由はただ一つ。最初から最後まで何も変わらない。

本当に想いを届けたいと願う目の前の一人にさえ届かない音楽は、結局は誰の心も動かせないし、大舞台での活躍もないということなのね。
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