鉄

ゴジラ FINAL WARSの鉄のネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

世界中の人間が日本語でコミュニケーションをとる映画。

ミレニアムシリーズは基本的に世界観を継承しないシリーズな訳だけど、それにしても前作から設定と世界観が変わりすぎだろ!人間の核実験や戦争が原因で怪獣が復活し世界中にわんさか出現したり、人間を超越した存在のミュータントなる存在がいてその中の最強の存在が「カイザー」だったりと、なんというかそのー「バカ丸出し」感があって嫌いじゃない。ただ人々が襲われるシーンが妙にコメディっぽかったりするのが、良くいえば昭和シリーズっぽいとも言えるんだけど、正直ノイズだった。

怪獣同士のバトルはそこそこ面白いんだけど、当時の東宝にはお金が少なかったのかな?と疑うレベルでCGがチープに見えた。ニューヨークにラドンが襲来した所とかなんかの冗談かと思った。北村一輝の「ガイガ〜ン…起動!」やゴジラの目に闘志が〜みたいな演出が寒くてダサい。何故かX星人の宇宙船と交信できる轟天号内での人間バトルも、怪獣バトルの時間を割くほど面白いかと言われると…

松岡昌宏が金色のオーラを宿して超サイヤ人よろしく超ミュータントになったり、ガイガンがキングギドラにメガ進化したりと、とても質の高い映画とは思えないけど、ここまでやりたい放題な感じまで行くと寧ろ好印象。
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