Cinedog

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのCinedogのレビュー・感想・評価

2.6
2024-16

●あらすじ
天才並みの頭脳を持ちながら、幼児期のトラウマが原因で周囲に心を閉ざし非行に走る青年と、妻に先立たれ人生を見失った精神分析医との心の交流を描いた感動作。

観る前→
内向的な陰キャ
IQは高いが家庭の事情で幼い頃から学校に通わせてもらえず、ちゃんとした教育を受けれず社交性も0のまま大人になってしまった少年。
ある時、1人の教授と出会い勉強の楽しさを知り、人生を開花させていく。

実際→
攻撃的な陽キャ
IQは高く、自覚もあるため頑張れば推薦で大学に行けたのにあえて行かずヤンキー共とつるんでいる。
数学的な能力だけでなく言語能力も高く、知識も豊富で苦手分野なし。
何度もチャンスを与えられるも逆張りで全く言うことを聞かない。
そのくせ雑用係としてはしっかり働き注意されたらすぐ仕事に戻る従順ぶり。

「お前は宝くじの当たり券を持っていてそれを現金化する度胸がないんだ。お前以外のみんなはその券を欲しがってる。」

友人の言う通り
もちろん、だから頭を使う仕事をしなければいけない!って強制するわけではないがその事実は素直に受け入れようよ

それと、人を信じれない、大人に強制されたくないみたいなオーラを感じるが、それを幼少期のトラウマだけのせいにしていいのか?と思った
トラウマがある割には友人はいるし、女をナンパするほどの社交性もある

もし人に裏切られるのが怖いのならば、尚更位の高い職に就くなりしてその状況から脱した方が良いと思う
現時点で有名数学者以上の才能があるんだし寧ろ立場は上なんだから何を恐れてるのかさっぱり分からん
あと肉体労働の方が理不尽なこと言われる機会多いんじゃないか?

結局ウィルは就職せずに友人から貰った車で女のとこに行くし普通に友達に失礼すぎない?
「ノックしに行った時にお前がいないことを期待してる」みたいな伏線も張るのが遅すぎてあまり効いてないのと、普通に女のために家出るのはちょっとズレてるだろ。
女との恋愛描写もなんかありきたりだったしラストに持ってくるほどの事じゃない

ショーンと出会えたのもランボーの目に止まる程の才能があったからで、そのランボーにも最後に面と向かって挨拶もせず内定も蹴るという最初と何も変わってなくね?なエンド

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』
じゃなくて
『バッド・ウィル・ハンティング/逃亡』の方が合ってると思う


●memo

モデルとなった人物
→ウィリアム・ジェイムズ・サイディズ
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BA

IQ200〜300だったと言われている。
ちなみに本作の主人公ウィルを演じたマット・デイモンもIQ160で、本格の脚本は学校の宿題で書いたもの。
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