グッド・ウィル・ハンティング／旅立ちの橙木ちゃんでライトくんのネタバレレビュー・内容・結末

天才ゆえの孤独とか苦難とか、こういうのとても弱い。

全体的な作品の雰囲気もとても良い。派手な動きはなく、言葉の掛け合いと感情表現の機微で視聴者を引き込んでいく。ウィルが高慢ちきなインテリ野郎をやり込めるところはニヤっとするし、同じ理屈で自らの底の浅さを露わにされるのはグサっとくる。こういう作品は今の時代どれだけあるだろうか。

大人になるというはどういうことなのか。仲間たちの別れは寂しくもあり、そもそもウィルは彼女に受け入れられるかもわからない。勇気を持って未来へと進むこと。それが大人になるということなのかは分からないけど、成功も挫折もきっとその先にたくさん広がっている。ラストの演出はそういうことを想像させる。（ショーシャンクとかもこの手の演出だ）

どうでもいいけど「ジェラルド・ランボーを知っているか？」のくだりは死ぬ前にいつか誰かとやりたい（？）。