ちゃあさん

スター・トレックのちゃあさんのネタバレレビュー・内容・結末

スター・トレック(2009年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

J・J・エイブラムスが、ちょっと地味だった旧スター・トレックをおそらくスター・ウォーズ化を目指してリブート。そしてそれが抜群にうまくいった。エンターテイメントとして、ものすごい完成度。
キャラ立ち中心の物語にしたのが良かった。
この頃のJ・Jはキレッキレ!

エンター・プライズ号がまだ完成前、そしていかにしてカーク船長や仲間達が未開の宇宙の冒険へ旅立つのかの前日譚を描く。

流行りのマルチバース、タイムスリップ、ブラックホール等、めちゃくちゃ詰め込んでいるが、スムーズにスリリングに展開。
老スポックの登場は旧作ファンサービス。しかも結構ストーリーに絡んでくるのが嬉しい。

フレア画面や、アクションを引きの絵で見せる等、いろいろ当時はフレッシュだった。


スター・トレックといえば、会話劇の妙も魅力の一つだが、今回は少なめ。アクション中心。
でもコバヤシマルの試験中、ウフーラが「どうやって助けるんですか?キャ~プテン?」と言うのがニヤッとなった。
あとスポックの片方の眉毛がピッと動くのも◎
次作のイントゥ・ダークネスの方が敵との駆け引きや会話劇が割と復活してて、そちらもおもしろかった。


ラストがまたトレッキー(スタートレックのファン)にはたまらないシーンとなる。
スポックが副長になり、役者が揃ったところで、いつものようにカーク船長の「発進だ」Take us out!
ボーンズはやれやれな感じ。。笑
最高!
(個人的にはパイク船長のPunch it!が好き)
(船長によって発進!の言い方がいろいろある。)

老スポックの語り。宇宙…そこはファイナルフロンティア…からの〜、ドキューンッとワープして、エンドロールで旧スタートレックのテーマ曲が流れるのもカッコいい!

そしてなにより、エンタープライズ号の独創的なデザインが大好きです!