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レミーのおいしいレストランのharu3uのレビュー・感想・評価

2.5
ネズミと人間が二人三脚で、一流シェフを目指す物語。
鑑賞前から、ネズミと料理という組み合わせに嫌悪感を抱いてしまった口です。物語の肝はそこではないし、レストランにとって招かれざる客が主人公でなくてはならなかったのも理解できるのですが。レミー1匹なら可愛くても、毛並みや動きがそこそこリアルな奴らが大挙して厨房で調理するシーンはなかなかになかなか…。

ラストを締めくくる、辛口評論家イーゴの批評が晴らしかった。
“たとえ評論家にこき下ろされ三流品と呼ばれたとしても、料理自体のほうが評論より意味がある。” 心に留め置きたい一文です。
勿論“料理”は映画を含むすべての創作物を言い表してのこと。甘口であれ辛口であれ批評は建設的であって、その評の内容が料理人のハートに届かなくては意味がありませんもんね。
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