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シェルブールの雨傘のレビューちょいちょいおやすみ中のレビュー・感想・評価

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)
1.5
大恋愛の末の妊娠と戦争による音信不通
17歳と20歳では、別離は仕方がなかったように感じる
17歳は子どもだけど、大人が思うほどは子どもじゃない
そんな時、生まれた子どもは一緒に育てよう、と言ってくれる富豪の紳士が現れたら、母親の押しもあったとは言えジュヌヴィエーヴは懸命な決断をしたかと

ジュヌヴィエーヴの娘の名前はフランソワーズで、ギイの息子の名前はフランソワ
子どもが生まれたら名づけようねと夢物語のように語っていた、2人しか知らない秘密の名前
それを互いの子どもの名前にしていたのは少し切ない

ジュヌヴィエーヴもギイもそれぞれの道でおそらく幸せにはなったけど、心の奥底で蓋をしている気持ちがあるのがわかる
せめてその気持ちが、アクセサリーをお気に入りのジュエリーボックスに入れるようなキラキラした思い出であるといい