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蝿の王のmartroniksのレビュー・感想・評価

蝿の王(1990年製作の映画)
2.3
少年達が無人島に漂着してサバイヴする話。
サバイバルものといえば、火・水・食料を探す話になりがちだけど、この映画の場合はそれらはあまり問題でなく、人間関係に重きが置かれている。グループが分裂して仲違いしたり、民主的に解決しようとしても失敗したり、独裁者がどんどん残虐になっていく様は世界の縮図みたいだった。
途中、バケモノに豚の生首を捧げるシーンは本物を使っていたり、子供が普通に人を殺めたりと、結構強烈な描写が続いて面白かったが、脈略が無いラストで一気に冷めた。原作を読んでないからなんとも言えないけど、何か説明を入れないと全く納得できない終わり方で残念だった。
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