冒頭からわくわくするような始まり方で引き込まれる。
やがて社会が出来、それぞれの立場で必死に生きようとする。
極限状態の子どもたちの愚かな行動は、どれも演技とは思えなくらいのリアルさ。
終わり方もよ…
この映画を1行でまとめると
「無秩序な子供たちの楽園」
ゴールディングの小説が元ネタ。2番目の映画化された本作は、子供たちが無人島に漂着し、生きていく中で、仲間割れを起こしていく作品である。
物語は…
「生死は二の次」
それぞれが生き残るために出来ること
極限の状況下での正しい判断とは何か?
しかしそれはいつのまにか恐怖を克服するための行動になり
その恐怖を忘れるために群れていく
文化も文明も…
「人は生まれながらにして善かそれとも悪か」という昔から続く議論をこの作品を見て「どちらでもなく染まりやすい透明なものなのではないか」と考えた。
見えない恐怖に打ち勝つために凶暴になることも時には必要…
このレビューはネタバレを含みます