このレビューはネタバレを含みます
主人公が一番平凡でどこにでもいそうな感じなのに現実にはいなさそう。常にフラットというか、感情やら「自分」というものが(あるんだけど)無い感じ。
先輩や女の子たちは割とどこかしらにいると思う。女の子たちそれぞれの苦しみが痛いほど分かった。
みんな幸せになってほしい。
雨の中、川の近くで主人公と直子が話す場面が印象に残った。死の雰囲気が強烈で、こわくもあったんだけど、直子はこの瞬間すごくしあわせだっただろうなぁと思った。
ーわたしのこといつまでも覚えていてほしいの。わたしが存在し、こうしてあなたのそばにいたことを。いつまでも忘れないでいてほしいの。約束してくれる?
ー約束する。いつまでも忘れないよ。