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ノルウェイの森のmaiのレビュー・感想・評価

ノルウェイの森(2010年製作の映画)
2.4
面白い…のでしょうか…??
原作未読(というか挫折)なので分からないけれど、みんなの恋愛感情どこからやってきてるの?ってくらい理解できなかったし(理解できることが名作の条件ではないけれど)、かといって何か見惚れてしまうようなシーンもなく…感情を抑えて、会話にしては不自然な文語体すぎる言葉を喋り続ける登場人物達がなんだか薄気味悪く感じてしまいました。話してる内容がほとんど恋愛・性についてだったから尚更。
この超遠回しな気取った感じの表現こそが村上春樹流なのだろうと思うし、小説として読めば馴染めるのだろうけれど、実際の人間に喋らせるとこうも違和感になってしまうのか…と驚きました。

役者さんはすごかったし、舞台も衣装も素敵でした。ただ菊地凛子演じる直子のどこにそんな魅力があったのか凄く謎でした…言っては悪いけどメンヘラ感強すぎて。緑の方が若々しくって(わざと対照的に描いてるのかもしれないけれど)魅力的でしたし。感情が右往左往して落ち着かないキャラが苦手っていうのもありますが。

なんだか掴み所のない映画で…それが魅力なのかもしれませんが、あまりのめり込めませんでした。原作を読んでみたいと思います。
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