映画男

四川のうたの映画男のレビュー・感想・評価

四川のうた(2008年製作の映画)
4.0
庶民の憧れた国営の軍事工場が潰れる。そこで働き、暮らした人々の話を聞くドキュメンタリーなのだが、あえて、有名な俳優をその中に紛れ込ませて素人と同じように生い立ちを語らせる。監督曰く「映画はフィクションを通してより真実が描かれる」とのことで、まあそのとおりです。引き込まれました。時折り映される街の人々の静止ポートレートが強烈に胸に刺さった。「SELF AND OTHERS 」で味わうような、問答無用で直視させる力強さ。
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