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ランボー 最後の戦場のがとのレビュー・感想・評価

ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)
3.5
ランボー4作目。今回はミャンマーの内戦地域へ赴いた医療ボランティアチームの救助に向かいます。
話の内容としては、タイでひっそりと暮らすランボーのもとに、ある日アメリカからの医療チームが訪問してくる。
彼らは隣国ミャンマーで起きている内戦の負傷者を治療するためにミャンマー入りを計画しており、土地勘のあるランボーにミャンマー入りの舟を出してほしいと依頼する。
渋々承諾しミャンマーに輸送するが、数日後彼らと連絡が取れなくなっていると知らされ、別で捜索を依頼されていた傭兵たちを引き連れミャンマー入りし訪れたとされる村に到着するが、そこでは村人が虐殺され無残に死体が残っていた…という感じです。
本作はついにランボーが国家や他人の為に戦うのではなく、己自身の為に人を殺すことを決意します。
かなり今更感がすごいですが、これによりどこかに帰属して戦う兵士ではなく、自分の正義を貫く戦士となる訳ですね。ネイキッド・スネークとBIG BOSSの違いですよ。
また、様々な方が書いているように、大変グロい表現が多いです。
後半は常に肉片が飛び散っていますので、そういった映像が苦手な方にはとてもキツイと思います。
個人的にはマシンガンの重量感と威力の表現が好きです。大きい反動と対象への着弾時の負傷度からアサルトライフルとの違いがかなり上手く表現されていました。ただ中盤の敵基地からサラを解放時のスナイパーはそこまで吹き飛ばないだろw
私自身、続けざまにランボーシリーズを観ましたが、本作が一番好きです。
恐らくこの時まで各地で様々なことがあったであろうと思ってしまうほど、ランボーから常に哀愁漂う雰囲気が出ており、見ていて哀しい気持ちになりました。
最後の最後にホームに帰ったようですが、そこでゆっくり休ませてほしいと心から思いました。もう5なんて作らないでランボーを休ませてあげて…
そうは言っても、彼は最期まで戦い続けるのでしょうね…
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