オーウェン

闇の列車、光の旅のオーウェンのレビュー・感想・評価

闇の列車、光の旅(2009年製作の映画)
4.0
光の旅。これは間違いない。
貧困のどん底なホンジュラスに住むサイラ。
叔父と移ったのはメキシコで、そこからアメリカ行きの貨物列車で旅立っていく。希望を持って。

一方闇の列車。当然移民なので警察が狙う。
そして危機を助けてくれたメキシコ人のカスペル。
裏切りによりギャング団から追われていた彼もまた命を狙われる。

二人に恋愛感情は生まれないが、それに近いまるで兄妹のような感情が芽生える。

列車から見える風景が昼と夜では変わるメキシコの大地。
ラテンのリズムが不安を掻き立てるが、妙に優しい感覚がある。

ラストが予想通りだったのは残念だが、これが現実なのだろう。
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