トランスマスター

サスペリアのトランスマスターのレビュー・感想・評価

サスペリア(1977年製作の映画)
2.0
♯155 恥ずかしながら初見です。

アメリカからユーロ圏の寄宿学校にバレエ留学に来た少女が、主人公。怪しい寮の人々、不可解な事件に巻き込まれるストーリー。リメイク作品の多く作られたオリジナル版の本家スプラッターコメディ。

◆良い点/注目ポイント
・鮮やかな赤が、各所に現れ印象的でした。血の色も鮮やか過ぎて清潔感が有ります。
・ラストの雷鳴や、人の歩みに合わせてトラップが作動する様子は、まるで昭和のお化け屋敷。私は脳裏に「花やしき」の「ビックリハウス」が浮かびました。
・一番笑えたポイントは、何者かに追われ、扉の鍵をバターナイフでこじ開けようとしているのにモタモタしているところや、錠前を手で上から抑えれば大丈夫なのにも関わらず隣の部屋によじ登り目的地の床に何があるか確認しないでダイブするところなど日本の芸人顔負けです。
・秘密の部屋の入口が、モロバレ。そして中に入るとラスボスの画像の中に執拗にフリーメイソンのプロビデンスの目(ピラミッドの中に目)が映り込みます。

◆改善点
・魔女から主人公への警告で、
living deadを「生きる死」と誤訳しているのでそのあと登場するキャラを見て
「生ける屍」だろー!と心の中でツッコミました。
・蟲の描写が、キモいです。

◆総括
・この70年代〜80年代のホラー作品は、BGMが味わい深いです。この間見た『フェノミナ』で劇中BGMのヘビメタは、大爆笑でしたが、今作も耳に残るオルゴール長の不気味な感じが良かったです。
これからこの作品を見る人は、BGMを聴きながら以下の文章を読んでください^ ^。

♪チャンチャンチャン
チャンチャンチャン
チャンチャンチャン
 チャンチャンチャン
ボヨーン♪

-2019年155本目-