わせ

天使の恍惚のわせのレビュー・感想・評価

天使の恍惚(1972年製作の映画)
4.0
“革命”に傾倒する若者たち、否、彼らが魅了されていたのは“革命を起こすという行為”、ただそれだけだったのかもしれない。テロもセックスもすべて彼らの日常でありそれはささやかな爆発だ、自分の思うがままに生きてやるという大胆な決意だ。 先の分からない未来が怖いから、ぜんぶぶっ壊して自分で創造したくなる。学生運動、みんながみんな 世の中を変えたいからってしていたのでは無いと思う。何かに反抗して、反撥して、自分に 壊す力・創り出す力があるのだということ 命を懸けて何かに打ち込む強さがあるのだということを確かめたかったのではないだろうか。日々を燃やしてゆくような生き方、ちょっとだけ羨ましかったりする。
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