天使の恍惚の作品情報・感想・評価・動画配信

『天使の恍惚』に投稿された感想・評価

矢吹

矢吹の感想・評価

3.9

薔薇色ごっこはもう終わり。

革命を志す若者たちは、組織の中で、個人としての立場と覚悟と責任に翻弄される。
女と男の共闘なるか、逃走なるか。

恍惚とは、炎の奥か、火炎の中か。
若松孝二、彼の視点で…

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チヂン

チヂンの感想・評価

3.6
内容はハッキリ言ってよーわからんが、若松孝二の攻撃力は画面いっぱいに感じた。

失踪した安田南に代わって横山リエが起用された作品。
冒頭の横山リエの歌唱を聞いて、驚くほど安田南と声質が似ていて驚いた。

なお、Wikipediaによると、2013年のジャズ批評にて「同作のサウン…

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丽遥

丽遥の感想・評価

3.7

学生運動のエネルギーと虚無両方を捉えた作品。マルクス主義に傾倒しながら革命を実行しようとするけど、革命したいだけで目的も必要もないから、残るのはやりどころのないエネルギーを持て余すためのセックスだけ…

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このレビューはネタバレを含みます

組織よりも、個の情動を重要視する語り。
そしてその行く先の呆気なさも、取りこぼさず映し出す。
激しいジャズを背景に、爆撃映像と、音、個々人が行動を起こす一連のシークエンスは見応えがある。
yadokari

yadokariの感想・評価

4.0

学生運動が精鋭化して革命闘争を夢見る若者たちのドラマ。この頃なのか、パレスチナへ赤軍派を撮りに行った足立正生が助監督だった。革命を目録組織(赤軍派?)の呼び名が月名で呼ばれるが新鮮だった。抽象的な物…

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Mew

Mewの感想・評価

3.5
革命に賭ける若者達のエネルギッシュな作品。
ATGの代表作。
若松孝二監督の思想が詰まってる。
tim

timの感想・評価

-
最後のフリージャズパートだけでも見て良かったと思える
このときの吉澤健(十月)がbetcoverの柳瀬二郎に本当にそっくりでびっくりした
Hipposky

Hipposkyの感想・評価

3.0
40.2535

暴力とエロをジャズに乗せたエネルギッシュな印象。
反体制派の若者を主人公とし、性欲の表現も見事。パートカラーの先進さ、手持ちゲリラ撮影の生々しさ、すべてが時代とマッチした作品と言える。

教養溢れるインテリと呼ばれた若者たちが、
本気で爆弾による革命を信じていた70年代。
何が若者を暴力に掻き立てるのか、
革命の幻想に誘うのか、
現代の若者には理解できない問いかけのある若松孝二監督ら…

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