薔薇色ごっこはもう終わり。
革命を志す若者たちは、組織の中で、個人としての立場と覚悟と責任に翻弄される。
女と男の共闘なるか、逃走なるか。
恍惚とは、炎の奥か、火炎の中か。
若松孝二、彼の視点で…
失踪した安田南に代わって横山リエが起用された作品。
冒頭の横山リエの歌唱を聞いて、驚くほど安田南と声質が似ていて驚いた。
なお、Wikipediaによると、2013年のジャズ批評にて「同作のサウン…
学生運動のエネルギーと虚無両方を捉えた作品。マルクス主義に傾倒しながら革命を実行しようとするけど、革命したいだけで目的も必要もないから、残るのはやりどころのないエネルギーを持て余すためのセックスだけ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
学生運動が精鋭化して革命闘争を夢見る若者たちのドラマ。この頃なのか、パレスチナへ赤軍派を撮りに行った足立正生が助監督だった。革命を目録組織(赤軍派?)の呼び名が月名で呼ばれるが新鮮だった。抽象的な物…
>>続きを読む教養溢れるインテリと呼ばれた若者たちが、
本気で爆弾による革命を信じていた70年代。
何が若者を暴力に掻き立てるのか、
革命の幻想に誘うのか、
現代の若者には理解できない問いかけのある若松孝二監督ら…