たく

ミラノの奇蹟のたくのレビュー・感想・評価

ミラノの奇蹟(1951年製作の映画)
3.5
ビットリオ・デ・シーカ監督のコメディ路線。カンヌのパルムドール受賞してるのね。

「昔々あるところに‥」って始まって、キャベツ畑を手入れしていたお婆さんが畑の中から赤ちゃんを見つけるっていう桃太郎みたいなオープニングがサイレント風に流れる。

母のように慕ったお婆さんが亡くなって孤児院で育ったトトは困った人がいたら助けずにおれない善人なんだよね。
貧民キャンプを豊かにしようと日々奔走するうちに、この土地に目をつけた事業家が住民を立ち退かせようとやってきて、さあこの対決はどうなるのかって展開が面白かった。

トトの善人っぷり、終盤のトンデモ展開、ボーイミーツガール要素が「町田くんの世界」みたいだった。
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