EDDIE

ハード・プレイのEDDIEのレビュー・感想・評価

ハード・プレイ(1992年製作の映画)
3.8
ウェズリー・スナイプス&ウディ・ハレルソン共演のバディムービー。黒人と白人のちぐはぐコンビでストリート賭けバスケで勝ちを目指す。
ただ勝ち進んで終わりじゃない。
“女の言う事は聞け”
人生の酸いも甘いも教えてくれる。
バスケシーンも見応えあって凄く好き。

〈感想〉
Disney+で僕の大好きな『ラストゲーム』と共に新たに配信された本作。
『ラストゲーム』も久しぶりに観たいと思いながらも、まだ観たことなかった本作をセレクト。

原題“White Men Can't Jump”は「白人は跳べない」という意味。
タイトルは後半に活きてくるんですけど、邦題はあんまりその意図が反映されてなくて残念。

とはいえまだ『ブレイド』をやる前のちょっとひょうきんなウェズリー・スナイプスとゾンビなんて倒せそうにないウディ・ハレルソンのタッグということでとても面白そうです。

いやぁ良かったですね。
なによりもストリートバスケではありますが、プレイが本格的。
やはりアメリカのバスケ映画の場合、それに出演する俳優が普通にバスケできるんですよね。ドリブルでバスケできるかどうか一目瞭然。
ハレルソン演じるビリーのノールックパスなんかも披露されるので、なかなか爽快です。

ただこの作品バスケ映画として評価するんではなく、黒人社会や貧困、ギャンブルというテーマ性を持った作品としてなかなか優秀だなと感じました。
一種の単純明快なサクセスストーリーとなっているのではなく、主人公2人がなかなかどぎつい目に遭う。
ラストなんかは予想外な展開で、逆にこの映画の誠実さを感じたぐらいです。

キーパーソンはロージー・ペレス演じるビリーの彼女グロリア。彼女の存在すごく大きいです。
ビリーは一つの教訓として今後の人生に活かしてほしいなと思いました。

〈キャスト〉
シドニー・ディーン(ウェズリー・スナイプス)
ビリー・ホイル(ウディ・ハレルソン)
グロリア・クレメンテ(ロージー・ペレス)
ロンダ・ディーン(ティラ・フェレル)
ロバート(シルク・コザート)
ジュニア(カディーム・ハーディソン)
ジョージ(アーネスト・ハーデン・Jr)
ウォルター(ジョン・マーシャル・ジョーンズ)
レイモンド(マーカス・ジョンソン)
ダック・ジョンソン(フリーマン・ウィリアムズ)
エディ・“キング”・ファロー(ルイス・プライス)

※2022年自宅鑑賞148本目
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