真魚八重子

アンディ・ウォーホルのBADの真魚八重子のレビュー・感想・評価

アンディ・ウォーホルのBAD(1977年製作の映画)
4.0
キャロル・ベイカーが元締めで、殺人や嫌がらせの請負作業をしている女たち。でもなかなか実行せずに、その間も男漁りで映画館に行って、発作的に放火をしたり、セックスしたりだらだら過ごしている。切羽詰まった依頼人たちが自分で結局やってしまうこともしばしば。
有名なのは、赤ん坊殺しだろう。窓から投げ捨てて、わーっと落ちて行って顔面からコンクリートにめり込む。悪趣味極まりないが、こういうのを観たいと思う人々がいる。きっと何かの代替行為になっている。

キャロル・ベイカーってジャッロに出たり、晩期はどういうつもりだったのかな。誇れる仕事だと思っていてほしい。わたしは大好きだ。
真魚八重子

真魚八重子