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電撃フリント・アタック作戦のcatmanのレビュー・感想・評価

4.0
1967年公開のシリーズ2/2作目。オープニングはちょいモーリス・ビンダー風のセクシィな映像とJ.ゴールドスミスによる洒落たラウンジテイストの音楽がなかなか良い感じ。フリントは登場して直ぐにけったいなイルカ語を話すというギャグ(いちおう伏線)をぶちかますけど相変わらず寒い。が、全体としてはストーリーがシンプルでテンポが良いので2時間飽きずに楽しめる。自分は前作よりこっちの方が好き。米国政府に敵対するのがカリブ海の島を根城に世界征服を企む美女だらけのエステティシャン・ウーマンリブ軍団という基本プロットが最高だし、最終的に話が宇宙にまで展開するスケールの大きさと無邪気さがいい。スペースロケットを発射するシークエンスのセットデザインと特撮映像はなかなかの見応え。現代のフェミニスト目線では明らかにアウトなセリフや表現があるのはご愛嬌。OPERATION SMOOCHのテロップは「お色気作戦」、吹替では「こってり作戦」笑。ロシアのバレエダンサー役がバットガールのイヴォンヌ・クレイグで、JCとこってりしたキスシーンを演じている。121分。
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